ティーチングとコーチングの違いとは?検査・看護の現場で~

K-shomama
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突然ですが、ティーチングコーチングって言葉を聞いたことはありますか?

ティーチングやコーチングは医療の現場においてうまく使い分けたいスキルです。

特に後輩や新人に対する指導や関係構築において力を発揮します。

しかし、ティーチングやコーチングを理解せずに混同して使ってしまうと、

逆に相手との信頼関係にヒビが入ったり、新しい信頼関係を構築することが難しくなってきます。

ですので、臨床検査技師や看護師などの医療従事者のみなさんにはティーチングとコーチングをしっかり理解してうまく活用していってほしいと思います!

この記事ではティーチングとコーチングについて概説し、2つの違いや活用する時のポイントを扱っています。

少しでもお役に立てたら嬉しいです。

検査や看護の現場におけるティーチングとは?

ティーチング(Teaching)とは、上司や知識を持っている指導者から、相手に対して知識やスキルを教えるスキルです。

ですので指導者は指導力が必要なスキルです。

相手はそれまで自分にない知識を得ることができ、上下関係が生じやすいのが特徴です。

医療の現場では、新人や職歴が短い人に対してスキルや手技を指導する機会も多くありますし、

新しい技術が出ることによって、スキルが浅いスタッフが年長者に対して指導を行うこともありますよね。

そのため、信頼関係を維持しつつ、円滑にスキルや知識を指導することがキモです。

検査や看護の現場におけるコーチングとは?

コーチング(Coaching)は、目標達成やパフォーマンス向上をサポートするスキルで、コーチングを実施する側の人(コーチ)はコーチングを受ける人(クライアント)の潜在的なスキルやノウハウ、知識を引き出し、

クライアントが最小限の力で最大限の力を発揮することができます。

コーチングを受けるクライアントは、コーチから質問をされ、質問に対して自分のリソースや過去の経験などを参照したり、深く考えることによって自分の考えや想いに気づくことができます。

そのため、コーチングを行うコーチには質問力が必要です。

コーチングは医療の現場でいつ使うの?!と思われそうですが・・・

スキルや知識を指導するためには、教わる側に学ぶ意識が必要です。

教わる側のモチベーションを維持したり、効果的に情報を伝えるためにコーチングスキルを活用することが大切です。

ティーチングとコーチングの違いとは?

ティーチングとコーチング、それぞれの概要についてはわかったけれど、具体的に何が違ってどこに気をつければ良いのでしょうか?

情報提供について

ティーチングを活用する際には、情報や知識・スキルを提供しますが、

一方でコーチングは基本的に情報提供は行いません。

コーチングは基本的に「答えはクライアントの中にある」というスタンスです。

ですのでコーチングを活用するときには、「こうすれば良いのに・・・」

「私ならああするから一言申したい」という思いをグッとこらえて、

クライアントが自分で気づき引き出した考えを尊重することがポイントです。

コーチングでフィードバックとしてコーチが情報提供することもありますが、

そのときには必ず、「私の考えを伝えてもいい?」と一言断りましょう。

クライアントが “コーチの意見を受け入れる準備” をしてから情報提供します。

受け手が受け取るもの

ティーチングとコーチングを受けるクライアントにはどのような効果があるのでしょうか?

ティーチングは、今まで知らなかった知識・スキルなどを知ることができます。

講義や研修を受けて得る新しい知識やスキルが、ティーチングによって受け取るものです。

一方、コーチングでは情報提供は基本的に行いません。

クライアントの悩みや目標についてコーチがクライアントに質問をして、クライアントが気づきます。

この自分に対する気づきがクライアントの受け取るものです。

自分で自分のことを考えてもある一定の深さにまでしか考えが及びません。

ですが、コーチからクライアントについて深い質問を投げかけることにより、クライアントは今まで考えたことがないレベルの深い考えに到達し、今まで気づくことがなかった自分の考えに行き着くのです。

ティーチングとコーチングを機能させるために必要な力

ティーチングは、指導力です!相手に対して情報を適切に伝え、理解を深めてもらう力が必要です。

良い先生、好きな先生ってどうやって指導していますか?

きっと知識のポイントを抑えて強調し、生徒が印象に残るように講義が構成されているのではないでしょうか?

一方でコーチングに必要な力は質問力です!

クライアントに対して誘導することがなく、クライアントに根ざした深い質問をすることがポイントです。

そしてコーチングにもティーチングにも必要な力は、傾聴力、承認力、観察力、などがあげられます。

検査や看護でティーチング・コーチングをうまく活用にするには

それでは検査や看護などの医療の現場でティーチングとコーチングをうまく活用するにはどうしたらよいでしょうか?

まずは、相手との会話において、

コーチングなら「今からあなたの話を聞くね!」

ティーチングなら「今から私が○○を教えるね!」

冒頭でスタンスを明らかにした上で話を始めることかと思います。

これはあなたにとっても相手にとってもメリットがあります。

まずは、あなたがあなたの言っていることを聞くことによってあなたの考えに気づくことができます。

これをオートクライン効果といいます。

また、相手に関しても初めに意思表示をすることによって「この時間は私の話を聞いてもらえるんだ」

「この時間は○○を習得できるんだ」とクライアントがコミュニケーションの目的が理解できるので、

情報のやりとりがスムーズに進みます。

おわりに

いかがでしたか?

おそらくティーチングはしたことがあるよ、という方が多い中でコーチングはしたことがない方が多いのではないでしょうか?

もしコーチングがどんな感じかまず自分で体験してみたいという方は一度私とセッションをしてみませんか?

あなたの日頃のお悩みや向いたい方向について話してみましょう。

いつもの会話とは違う時間をぜひ体感してみてくださいね。

コーチングを体感してみたい

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