360度評価システムは医療従事者に必要?落ち込む?意味ない?考えてみた!

K-shomama
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みなさんこんにちは!

突然ですが「360度評価」って聞いたことありますか?

え?ISO関連?何のこと?と思われるかもしれません。

これは、人事評価の方法の1つで、1人のスタッフを上から下から横から、

文字通り「360度」色々な視点を持った人たちが評価を行う方法です。

実はこの360度評価システムは大企業ですでに採用されて効果を発揮しています。

しかし、まだ医療現場では導入例が少ないです。

今回はこの「360度評価システム」のメリット・デメリット、医療現場で採用できるかについて考えてみましたのでお読みいただけたら嬉しいです!

360度評価システムって何?

360度評価システムとは、辞書的には

評価される人の上司・同僚・部下、接触のある他部門の担当者、取引先からなど、多方面からの評価を求める人材評価制度。結果は適正に処理の上、本人にも示される。多面評価。

小学館

とされています。

つまり、従来の上司が部下を評価して、上司の評価が人事評価となる方法ではなく、

一人の人を上からも下からも横からも、文字通り「360度」評価するシステムです。

ゴールドマン・サックスやDeNAなどの大企業でも取り入れられ、評価されている人事評価システムです。

医療従事者の人事評価の現状

それでは、現状の医療従事者の人事評価とはいったいどのようなものでしょうか?

おそらく、ほとんどの病院・部署では従来の上司が部下を評価する、トップダウン方式が採用されているでしょう。

多くの場合、年に1,2回実施される上司と部下との人事面談や普段の勤務態度などを総合的に上司が評価しています。

それでは、360度評価システムのメリット・デメリットについて抑えておきましょう!

360度評価システムのメリット

管理職を部下が評価できる

従来の人事評価システムですと、管理職もその上司により評価されてきました。

しかし、360度評価システムを導入することによって、管理職の部下も管理職を評価することになります。

これにより、管理職としてのマネジメント力をより深く多面的に評価することになり、

管理職のマネジメント力向上につながります。

多様で客観的な評価ができる

従来の人事評価システムですと、上司1人の評価の比重が大きくなり、主観が入りがちでした。

しかし、多くの人が一人の人を評価することにより、多様で客観性の高い評価が可能になります。

これは360度評価システム最大のメリットでもあります。

全方位から色々な視点を持ったフィードバックを受けることにより、評価を受けたスタッフは成長する機会となります。

ミッションや理念が浸透しやすい

これは、評価者が上司や管理職に限定されることなく、若手のスタッフから評価をすることになるため、

評価基準の元になる、組織のミッションや理念を共有しやすくなるということです。

人事評価は、組織のミッションや理念に評価対象のスタッフが合致しているかを問います。

従って、人事評価を行うスタッフは、誰かを人事評価するに当たって組織のミッションや理念を理解する必要があるのです。

これにより、若手スタッフを始めとする多くのスタッフに組織のミッションや理念を確認・理解してもらうこととなり、組織に一体感が生まれるきっかけにもなります。

360度評価システムのデメリット

談合などのリスクもある

360度評価システムは、多面的に評価することにより、客観的な評価ができるメリットもありますが・・・

もし、部下全員で結託して特定の上司に低評価をつけたらどうなるでしょうか?

このように、談合により特定のスタッフの評価が上下する可能性があることを念頭に置く必要があります。

人事評価はある程度の独立性を有したスタッフが行うことが前提としてありますが、

職場の雰囲気によっては、このようにグループ化して評価を行ってしまう懸念もありますので、

導入するに当たっては職場の状態も確認する必要があります。

評価者によるばらつきが生じやすい

上司は部下を評価することに慣れています。

しかし、人を評価することに慣れていないスタッフや、評価の本質的な目的を理解していなかったり、

感情論で評価を下してしまうスタッフがいる場合、評価が大きくばらつきます。

360度評価システムは一人のスタッフを多くのスタッフが評価することによって得られる多様で客観的なフィードバックはメリットでもあります。

しかし、360度評価を行うに当たって、評価の目的や機能について評価者全員が正しく理解していないと、期待した目的に沿わない評価を受ける可能性もありますので注意しましょう。

そのために、360度評価システムについての研修などを取り入れて周知することも効果的です。

スタッフが周りを気にしすぎる

360度評価システムを導入するということは、普段一緒に働く人もあなたを評価してくることになります。

それによって、上司が部下に対してはっきりと指示を出せなくなったり、忖度が生まれたりするリスクも生じます。

また、部下の間でも、評価が下がることを恐れて発言内容が変わったりする場合もあるので念頭に置く必要があります。

360度評価システムは医療の現場で機能するのか

結論から、「組織の風土によるのではないか」と思います。

なぜならば、「360度評価システムのデメリット」に挙げた談合のリスクや周りを気にしすぎるリスクがあるからです。

普段から組織内の政治が噂や権力者によって動かされていませんか?

360度評価システムを逆手にとって評価を上げたり下げたりすることがあっては本末転倒です。

スタッフが一人一人独立して意見を言える組織で360度評価システムは活きるのではないかと思うのです。

また、スタッフ間の周りを気にしすぎることにより、患者に不利益が起きるリスクも看過できません

自分の身を守るために患者にデメリットが生じるような意思決定がされる可能性があるのならば、360度評価システムは導入するべきではないのです。

ですので、360度評価システムを導入・維持するにあたっては、日頃のスタッフの雰囲気などをつぶさに確認する必要があるのではないでしょうか?

おわりに

「あの上司、部下のこと全然考えてない!」あなたの組織ではこんな声が聞こえてきますか?

だったら部下が上司を評価できる360度評価システムを導入しよう!と思いますが、

一度メリット・デメリットを評価して、あなたの組織に合う評価方法か吟味してみてください。

スタッフみんながいきいきと働けるような組織になるよう、応援しています!

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