みなさんこんにちは!
この記事では、医療現場でコミュニケーションスキルであるコーチングを適用するためにはどうしたら良いかについて書いています。
コーチングって何?
私の職種には関係ないんじゃないの?と思うあなたに読んでいただきたいです。
コーチングを通してあなたの仕事や人間関係が少しでもよくなりますように。
目次
コーチングは、コミュニケーションスキルのひとつで、
対話を通して相手の業績達成、目標到達などのパフォーマンスを上げるために耳を傾けて話を聞き、
質問をすることによって相手が自分の中にある答えに「気づき」、自分自身の力で前進することをサポートする手法です。
このコーチングを活かして相手が人生を楽しくワクワクと生きるお手伝いをすることができるのです。
コーチングはもちろん日常会話の中でも実践することができますが、
特に「コーチングセッション」という時間を設けて目標や業績についてじっくりと話し合うことによって
最小限のエネルギーで最大限の成果を生みやすくすることができます。
それでは、どうして医療現場でコーチングが必要なのでしょうか?
それは、医療の現場では医療従事者ー医療従事者との関係においてももちろん、
医療従事者ー患者との関係においてコミュニケーションを円滑にするために必要なのです。
医療従事者間では、チーム医療において他職種が協力して目標や業績を上げるためにコーチングを活用することができますし、教育においてもコーチングは有効です
医療従事者と患者の間においては、コーチングスキルを活用することによって、
リハビリや治療において患者の治療に対するモチベーションを高め、維持して治療を効果的に行っていくことができるのです。
ですので、医療従事者はコーチングについて知識を持ち、
医療従事者との関係そして患者との関係などのさまざまなシチュエーションでコミュニケーションの質を高めることが重要なのです。
さらに、あなた自身医療従事者としてのキャリアやワークライフバランスをより良いものにするために、
コーチとのセッションを定期的にもつことも大切です。
医療従事者は職種によってそれぞれ多くの手技を学び、実践します。
その上で、医療手技の教育の現場でコーチングは非常に有効です。
例えば、新しい手技を新人看護師に指導する時・・・
新しい看護の手技は1日でできるようにはなりません。いくつかのステップに分けて、だんだんと上達するものです。
この場合は、指導者は常に新人看護師に対して、新人看護師自身が目標設定をし、
失敗した場合は失敗の理由について自ら考えるような質問をするようにします。
「今日の練習では何ができるようになりたい?」
と練習を始める冒頭に質問することで目標を明確に設定し、最後には
「今日の目標は○○だったけど、達成できたかな?」と振り返るようにします。
また、練習がうまくいかなかった場合は、
「今はどうしてうまくいかなかったと思う?どうしたら改善するかな?」
と新人看護師に一度訪ねてから、あなた自身が持つコツを教えたりフィードバックを行うようにすると、
新人看護師はより積極的に学ぶ姿勢を維持して成長が促進されます。
コーチングの基本は相手を「認める」ことです。
ここでは、臨床検査技師が採血に後ろ向きな患者に採血をする際の例をみてみましょう。
採血に後ろ向きな患者が来た時、もちろん患者が採血に同意することは必須なのですが、
その際、必ず患者の目を見て挨拶をして、患者の採血に対するネガティブな思いを認める発言をすることが有効です。
「採血が嫌なんですね。痛いですよね。」
患者は治療や採血に対する強い不安を持っています。
この不安に対して「採血は絶対必要です!」と押し付けるよりは、
患者の不安に寄り添うように「いやですよね、痛いですよね」と患者の思いを認めることで関係を構築しやすくなります。
コーチングに興味がある方、ぜひこちらの記事もお読みくださいね!
コーチングとは?私には必要?受けるとどうなるの?ティーチングとの違いについても解説 コーチングを受けるには?オンラインの有無や料金の相場についても解説! 【1人でグルグルは限界?!】コーチをつけるタイミングそれでは、医療従事者がコーチングを学ぶにはどうしたらよいでしょうか?
1) 院内のコーチング研修
病院でコーチング研修をしている場合もあります。
その場合はぜひ参加してみましょう!コーチングについての概論を知ることができるだけでなく、
研修の内容によってはセルフコーチングのワークがあったり、
グループコーチングを受けるチャンスもあるのではないでしょうか。
2) コーチングスクールを受講する
銀座コーチングスクールやTrust Coaching Schoolなど、多くのコーチングスクールがあります。
コーチングスクールでは、コーチを養成するだけでなく、
コーチングについて詳しく知りたい、仕事の現場でコーチングを活用したい、という方に向けても講座が開講されています。
期間は数時間の軽いものから数ヶ月にわたるものまでさまざまで、
受講料は数万円〜数十万円とスクールによって幅が広いのであなたにあったスクールを選んでみてくださいね。
3) 実際にコーチングを受けてみる
これはあなた自身にも変化があり、コーチングとは何か、一番わかりやすい方法ではないでしょうか?
あなたのお悩みにあっている、またはあなたが話しやすそうなコーチとセッションをしてみましょう。
日頃の悩みや目指したい方向性について話す時間を設けることによって、悩みが解消されスッキリと前を向いていけるようになります。
ぜひコーチングについて学んだら医療の現場で試してみましょう。
患者さんに向けてでもスタッフに向けてでも構いません。
先ほどご紹介した質問や声かけは些細なことですが、効果を発揮するコーチングスキルです。
医療の現場においてコミュニケーションは非常に大切です。
コミュニケーションについて何も考えずに誰とでも良好な関係を築けるタイプの人もいますが、
多くの人はコミュニケーションに関する悩みを抱えているものです。
しかし、苦手なコミュニケーションはスキルでカバーすることができます。
ぜひコーチングスキルを習得して、小さいことでも実践してみてください。
そんなんじゃうまくいかないよ・・・
もっと基本的なことを知りたい、という方、ぜひご相談ください。
感想やコメントもぜひお寄せくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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